今回の現場は、ディスポーザー付きマンションのリノベーションで、キッチンの移動をともなうリフォーム工事現場です。
採用されていたキッチンは、クリナップのラクエラでした。
「キッチンは家具、と考える。」というキャッチコピーで、人気の高いシステムキッチンです。
ウォールキャビネットには、手動で降ろせる収納棚が付いていました。
大変便利そうです。
システムキッチンの良いところは、収納が多くあるところです。
ワークトップは、ステンレスワークトップとアクリストンワークトップから選べるキッチンです。
引渡し日まで日数があり、残工事もあるため、キッチンは養生されていました。
シンクはステンレス製のTUシンクでした。
180mmの排水口直径となっており、180mm変換アダプターを使用しての取付となりました。
やっぱり新品はキレイですね。
ディスポーザーを取付ける前のシンク下収納スペースの画像です。
給湯給水管などは、ディスポーザーを取付ける前に接続してもらっています。
ディスポーザーを設置した後では、設備屋さんの作業がやりにくくなってしまうためです。
アンダーシンク浄水器などがある場合も同様です。
排水の立上りについてですが、本来なら配管スペースの上部までは立上げてもらっているのですが、今回の現場では、それが上手く伝わっていなかったようです。(苦笑)
弊社では、設備屋さんの現場二度戻りを防ぐため、ディスポーザー排水のつなぎは、弊社でおこなっています。
一般的には、「給湯給水管の接続」(設備屋さん)⇒「ディスポーザー設置」(ディスポーザー工事)⇒「排水のつなぎ」(設備屋さん)という作業の流れになっています。
これは、新築のマンション建築における作業フローです。
世帯数がまとまる集合住宅では、この作業フローのほうが作業効率が高いのです。
しかしながら、リフォーム工事は単発で発生するため、新築の作業フローだと作業効率が下がってしまう傾向にあります。(とくに設備屋さん)
そこで弊社では、「給湯給水管の接続」(設備屋さん)⇒「ディスポーザー設置」(ディスポーザー工事)⇒「排水のつなぎ」(ディスポーザー工事)という作業フローにしております。
現場責任者のキッチンエリアにおける工程管理を少しでも軽減できればと思っています。
ディスポーザーAC105設置後の画像です。
排水管のつなぎ位置は、配管スペースより上でとります。
このようにする理由は、ディスポーザーのメンテナンス作業性を高めるためです。
日常のディスポーザーメンテナンスは不要ですが、例えば、流してはいけないものが流れてしまった時など、ディスポーザーを取外して作業しなければいけない場面が発生するときがあります。
この時、ディスポーザーの排水つなぎが配管スペースの中に隠れてしまっていると、配管スペースのパネルを外すなどの余分な作業が生まれてしまいます。
配管スペースに点検口があれば良いですが、普通はないので、配管スペースの上部を外して作業することになるため、時間もかかってしまいます。
配管スペースの上で、排水のつなぎをとっておくことで、これらのことを解消してくれます。
白いのは、ディスポーザー専用のトラップです。
ディスポーザーには、トラップ機能がないため、必ず専用のトラップを使用して接続します。
ディスポーザー付きマンションでは、1年1回程度、高圧洗浄作業が入ります。
したがって、配管洗浄ができるようにするために、掃除口が必要となります。
専用のトラップの上部には掃除口があるため、トラップを取付けるだけで対応できるので作業効率が高いです。
高さや、立上り配管の位置によっては、Pトラップを使用するときもありますが、その時は、Tチーズを使って掃除口をつくっています。
システムキッチンのセールスポイントでもある収納力。
ディスポーザーを設置するときには、兎にも角にも、この収納力が大幅に減少してしまうことが多々あります。
弊社では、加工する部分を最小限に抑えて、収納力を最大限活用できるように工夫しています。
シンクの種類や引出し式収納のグレードによっては、収納スペースは変化します。
ディスポーザーの設置が完了した後は、ディスポーザーの始動確認と、各接続部の漏水確認をしております。
問題がなければ、そのまま、シンクを封印して、引渡しを待つこととなります。
ディスポーザーの設置工事に関するご相談などは、いつでも、お問合せください。
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