弊社でディスポーザー事業を始めるにあたって、私が感じた最初の疑問がこれでした。
そこで、市場調査をしてみました。
現代はとっても便利です。
インターネットで何でも調べることができます。
どうも、普及しない原因は複数の要因があるように思えます。
私の個人的な見解ですが、影響力がありそうな要因は以下の通りです。
1.自治体の下水道担当者(あるいは関係部署)が認めていない。
https://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/04/040727/08.pdf
(資料:国土技術政策総合研究所 「下水道管理者のディスポーザーへの対応に関する調査について」)
ここで、「自治体の下水道担当者」としたのは、調べていくと、条例で禁止としているところは、ほとんどなく、担当部署で制限を設けているところがほとんどだったからです。
(「なぜ、自治体の下水道担当者が認めないのか?」という点については、別で書きたいと思います。)
2.ディスポーザーを知っている人が少ない。
何故、ディスポーザーを知っている人が少ないのか?
理由としては、次のようなことなのかと思います。
- 製造メーカが、PR(テレビ広告など)していないため。
- ホームセンターなどで、販売されていない。
製造メーカがPRしないのは、前述にありますように、自治体の下水道部で制限されているためと推測できます。
製造メーカとしては、制限されているものを積極的にPRすることには、抵抗があるのでしょう。
製造メーカがPRしていないため、主婦(消費者)がディスポーザーを知る機会を失っていることが想像できます。
もちろん、このような市場環境下であるため、ホームセンターなどにも展示され、販売されることはありません。
そのため、この日本では、ディスポーザーを知っている人が少ないのだと思います。
では、ディスポーザーを知っている人が多くなれば、日本国内でディスポーザーの普及率は高まるという事が言えるのかと思います。
ところが日本では、ディスポーザーの使用が認められている自治体が少なからずともあります。
そこでのディスポーザー普及率が高いかと言えば、意外とそうでもないのです。
ディスポーザーの使用を認めている自治体のディスポーザー普及率は、平均で0.4%、年間普及速度は、0.03%となり、ほぼ普及していないに等しいです。
http://www.21water.jp/G200204.pdf
(資料:NPO 21世紀水倶楽部 「下水道の進化をふまえ、未来に向けたディスポーザー普及を考えるワークショップ」)
このような地域では、ディスポーザーを使用した生ごみの削減を目指しているはずなので、自治体や、メーカの販売店やサービス店などが、ディスポーザーをPRしているはずです。
したがって、他の自治体に住む主婦(消費者)よりは、ディスポーザーの利便性を知っているはずなのです。
ところが、現実としては、他の自治体と同様に普及していない。
つまり、ディスポーザーに必要性を感じないため、ディスポーザーを積極的に理解しようとする人が、極めて少ないのではないか?という事が言えるのかなと思います。
そのため、「ディスポーザーを知っている」というところまで、言えないのかと。
(さらに、、、ディスポーザーってカタカナですし。)
何故、必要性を感じないのか?
次回は、ディスポーザーの必要性について、書きたいと思います。